大阪高津弓友会は、弓道を通じて人格の向上を図り、健康で社会生活を豊かにすることを目的としています。
会員は、会社勤めの人、自営業者、主婦など様々な人びとで構成されています。
現在、構成員は約200名ほど在籍しており、上部団体である大阪府弓道連盟の重要な構成団体です。
当会の会員は、都市間交流スポーツ大会(平成15年までは五大都市体育大会の名称でした)、国民体育大会、全国遠的大会、全日本弓道選手権大会に大阪府代表選手として多数活躍しております。
また、大阪府弓道連盟の役員として、多数の会員が府連主催の各種行事(例会、講習会、審査等)の運営に携わっています。
大阪高津弓友会は、戦前から日本武徳会で活躍されていた尾崎傳先生が、昭和23年に自宅を弓道愛好者に開放され、尾崎道場として弓道を再開されたところから発足しました。
尾崎道場は、当時浪速区難波にあり、現在の大阪府弓道連盟の基礎を作る人材を育成しておりました。
当時は、現在のような正規の弓道場は存在せず、個人の尽力もしくは、周辺の空地や学校のグランドを利用して射会を開催しておりました。
世の中も安定して、弓道も国体種目として認知され、昭和34年大阪で勤労者弓道大会を開催することになり、急遽、南区高津公園内(現在の中央区高津宮北側)に大阪市営の高津弓道場が新設されました。以降、この弓道場では、大阪府弓道連盟の主な行事や、五大都市体育大会大会が開催されたことは周知の通りです。
その後、尾崎弓道場がビル建設のため閉鎖されることになり、高津弓道場を活動拠点と定め、会の名称も大阪高津弓友会と称することになりました。
以降、40数年に渡り高津弓道場で活動していましたが、平成9年に第2巡目の大阪国体が巡ってくることになり、手狭な高津弓道場を閉鎖して、新たに大阪城弓道場を建設することになりました。これに伴い、当会も活動拠点を大阪城弓道場に移し、現在に至っています。
大阪高津弓友会は、平成30年(2018年)に創立70周年を迎えた歴史ある弓道団体です。